<会長挨拶>

 未だ、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めが掛からず、東京では3度目の緊急事態宣言が発せられました。 また、ワクチン接種が開始されていますが、集団免疫に至るには当分時間が掛かりそうです。 日夜、命懸けで対応して頂いている医療従事者の方々に感謝しながら、今暫く三密を避け、「感染しない、させない」行動様式が必要かと思います。

 市場環境は、2020年~2021年はオリンピック開催の影響もあり、需要が減少すると予想されていた期間でしたが、コロナ禍による投資計画・設備計画等の見直しも重なり、暫く仕事量が少ない時期を過ごしました。 しかし、今年の後半から暫くの間、また忙しい時期がやって来ます。 さらに、コロナ禍で停滞した経済の再始動とタイミングが合致して、想定以上の繁忙になる事が今から危惧されています。
 また、いち早く経済を再始動させたアメリカや中国の需要増大に伴い、ダクトの主材料である鉄板の価格が上がって来ました。 過去数十年で最大の値上げ幅と言われています。 最終的には各企業単位の交渉による問題ですが、看過できる話ではありません。 まずは、我々が顧客との契約金額のレベルを上昇させて、その後に原材料価格の価格交渉をしないと、会社の収支が合わなくなってしまいます。
 原材料価格の上昇、購買品の上昇、外注費の上昇、そして働き方改革対応の為の人件費上昇、等々、とても現在の契約金額のレベルでは対応できません。 早急に業界全体が契約金額のレベルを上げていく必要が有ります。

 さて、今年の関東ダクト工業会総会は、自粛ムードが続く中で会員の皆様に御参集頂くのは、徒に感染リスクを増大させるだけとの判断により、昨年に続き懇親会は中止する事になりました。 是非、御理解の程よろしく御願い申し上げますと共に、今年一年関東ダクト工業会の活動に、御協力お願い申し上げます。

よろしく御願い申し上げます。

令和3年5月27日(木)
第56回関東ダクト工業会定時総会 会長挨拶より

関東ダクト工業会
会 長 中川 信