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令和5年度 基本方針と活動目標

(令和5年4月1日~令和6年3月31日)

1.基本方針

 令和5年度の基本方針は、「利益の追求」を継続したいと思います。

 関東ダクト工業会の目的は、「空調ダクト工事業者の技術の向上に努め、協力一致の趣旨に沿い、常に会員相互間の親睦と意思の疎通を図り、社会的信用の向上に努め、共存共栄の実を挙げること」です。

 今後暫く仕事量が多い時期を過ごすと予想されます。大変幸せな事だと思います。しかし、同時にコスト(材料、労務)の高騰も起きています。 確実に「施工時期と施工日数を確保」し、コスト(材料、労務)高騰分は価格に転嫁して「契約金額を2倍にし」、 更には「施工効率が向上する具体的な施策を実施」しない事には、「利益なき繁忙」になってしまいます。 同じ業界団体に属する仲間同士ですから、情報交換をもっと盛んに行い、金額調整を活発に行うことを目指したいと思います。

 日本のダクト業は、1世紀を超える歴史が有ります。また、関東ダクト工業会も半世紀以上の時代を歩んで来ました。長い時の中で、先人達が苦労して築いた礎の上に、今日が有ります。 私達も10年先、20年先を見据えて、強い業界・強い企業を目指し、共存共栄の実を挙げたいと思います。

 是非、この基本方針「利益の追求」の意味をご理解いただき、当会の事業活動等に御協力をお願い申し上げます。

2.活動目標

 当会の事業を進めるに当たり、今年度の基本方針である「利益の追求」を受けて、次の4つの活動目標を定めました。 それぞれの委員会は活動目標を念頭に「連帯」して事業を進め、また、常に他の委員会と「連携」しながら横断的な活動をお願い申し上げます。

  1. 連帯と連携

     対面とWebの併用による会議等のコミュニケーションの活性化に力を入れます。また対面式の行事開催を念頭に進みたいと思います。 全員参加を大前提とし、懇親会、各委員会・情報交換会・支部会等の開催を通し、情報交換や周知を徹底します。 関東ダクト工業会会員・賛助会員が、「一致団結し、協力して」より強い結束で事業活動を進めたいと思います。

  2. 情報の発信

     建築設備業界の主要専門業種として、存在感を維持する為に、そして業種認知を進める為に、 市場や顧客・業界内に対して、常に情報を発信していく事が大切です。 また、更なるDXの推進が重要かと思います。会議のWeb化・資料の電子化を達成したので、今年は会誌等の会員サービスの電子化を進めます。 また、会員のDXに対する理解向上も進めたいと思います。

  3. 人材の育成

     建築板金(ダクト板金作業)技能士、管工事施工管理技士、登録ダクト基幹技能者の資格取得を推進し、 建設キャリアアップシステムへの登録サポート、技能者レベルランク認定制度の推進を進めます。 また、若手社員合同研修会や各種研修会を通して人材の育成、技能の向上・伝承に寄与します。

  4. 規格・基準・仕様の管理

     全国ダクト工業団体連合会と連携して、JIS・Duct Standards・ダクト工事積算基準を管理し、諸官庁の仕様書等に対して改定内容の調整・交渉を実施し、 空衛学会の委員会にも名前を連ね、製品規格・施工要領・積算基準をコントロール出来るようになる事を目指します。 ダクト工事に関する規格・基準・仕様を業界が管理して、初めて利益を追求出来ると思います。

  5. 全ダ連、関東ダクト工業会 合同周年行事

     2025年7月に、全ダ連50周年、関東ダクト工業会60周年の周年行事が予定されています。 まだ、コロナ感染もあって白紙の状態でしたが、そろそろ準備を始めなくてはなりません。今年には準備委員会を発足して、準備を始めたいと思います。