戦後、日本経済の目覚ましい発展により、国内主要都市と周辺の建築物は高層化、大型化の傾向が目立っています。日本は国土が狭く、地震も多く地盤も脆弱であるため、これらを克服する高度の建築技術・施工技術が発達してきました。

 また、建物は立派な外観に相応しい近代的な設備機能が要求され、設計の段階から周到に計画されるため、季節に対応した空調システムには目を見張るものがあります。

 次に、一般に空気調和を行うためには、ダクト方式が最も多く利用されることから、ダクトは空調設備の動脈とも言われております。空調設備の盛んな主要都市には、以前からダクトの製作と施工を行う、専門工事業者が数多くあります。

 関東ダクト工業会は、東京を中心とする伝統と実績のある優良なダクト工事業者によって組織されている団体です。昭和40年6月に設立され、現在の会員数は47社、それに賛助会員40社を加えると87社を擁する大きな団体に成長しています。

 世界的に見ても日本の建設需要は多いほうですが、国内需要の40%強が東京都その周辺に集中しています。そのため、関東ダクト工業会に所属するダクト工事業者は、膨大な建設物件を消化するための新工法の開発にも熱心で、工期の短縮にも目立った実績を上げています。

 関東ダクト工業会は空調設備業界の一翼を担う有力な団体として、今後も有明ビックサイトで定期的に大展示会を開催する一方で、実績も確かな各事業委員会の力強い活動によって前進を続けてまいります。
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