本当の空調とは?
空調(エアコンディショニング)とは、室内の空気の状態をつぎのようにコントロールすることです
1.温度(17度以上28度以下)
2.湿度(40%以上70%以下)
3.空気の清浄度(CO2 1000PPM以下、CO10PPM以下、浮遊粉塵量0.15mg/m3以下)
4.室内空気の流れ(0.5m/s以下)
中央管理方式の空調装置とダクトをもつ本格的なエアコンディショニングシステムは、これらの環境条件を完全にクリアーします。
「建築基準法」や「建築物における衛生環境の確保に関する法律」(略してビル管理法)でも、中央管理方式の空調設備を持つビルなどに対して、この四つの要素を室内環境の基準としています。カッコ内の数値は、各々の規定された値です。

いろいろなダクト

用途 種類 はたらき 用途
空調 外気ダクト 取り入れた外気を空調装置へ送る ビル、ホテル、病院、劇場、集会場、店舗、デパート等
送気ダクト 空調装置で浄化・冷却・減湿・加熱・加湿した空気を室内へ送る
還気ダクト 室内の空気を空調装置へ戻す

換気
給気ダクト 外気を浄化して室内へ送る 工場・駐車場等
排気ダクト 室内の汚れた空気を屋外へ排出する 工場・駐車場厨房・WC等
防災 排気ダクト 火災の煙を屋外へ排出する ビル、デパート、ホテル等
排気ダクトは人命を救います
火災の煙は消防隊の消火作業の妨げになるだけでなく、人命にも関わります。
この煙を排出することによって、人々の避難路を確保し、消防隊の活躍を容易にするのは排煙ダクトの重要な働きです。
ダクトシステムのうち、普通われわれの目に触れるのは、天井や壁にある空気の吹出口や吸込口だけですが、じつは天井の中には空気を運ぶダクトが網の目のように走っています。建物を人体にたとえるとダクトは大切な血管ともいえましょう。
ダクトのかたちには 形と円形があります。 ダクトはごく一般に使われており、長辺と短辺の寸法は自由に決めることが出来ます。通常の円形ダクトはスパイラルダクトとも呼ばれて、主に小さいサイズを中心に使われております。
ダクトの主材料
ダクトの主材料としては、一般には亜鉛鉄板が使われていますが、工場など腐食性ガスのあるところには塩ビライニング鋼板が、厨房には食品工場などの様に衛生環境を重視するところではステンレスが使われることがあります。 また、最近ではサビに強いアルミ亜鉛鋼板なども開発されています。

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